美人の定義はいろいろあると思います。目鼻立ちの美しさ、容姿端麗、八頭身美人、痩身、美肌、等が美人の飾り文句です。 古来、楊貴妃や小野小町は美人の代名詞です。

 美人について『夜目に、遠目に、傘のうち』というのが落語の洒落です。顔が見えなければみんな女性も、美人に見えると感じる欲深い男性の空想です。

 現代でも、容姿だけを見れば、頭から足の先まで誠に整った美人は世の中に溢れています。 特に最近は、化粧品のレベルが上がり60才・70才の女性でも若者のような艶やかな肌をした婦人が大勢います。 化粧品会社が隆盛を極めるのは美を求めて、飽くなき女性の美に対する願望に支えられているからです。

 終戦直後の今から60年以上前には小学校の参観日にやって来るお母さん達は、30代から40代前半の人達だと思いますが、みんな日に焼けてすすけた顔に多くの皺が刻まれていました。生きることにご苦労されていたのでしょう。

この当時のお母さん達はほとんどこの世におられないと思いますが、お化粧を丹念にする暇もなかったのでしょう。 今の日本の皆様をあの世から見たらなんと思われるでしょうか。

 しかし、姿はよくても自分の美貌を極端に鼻にかけ、高慢で自己中心な人は、人の心を長く捕えることは出来ません。 姿の美人は勿論素晴らしいですが、それと相まってもっと大事なのが心の美しさではないでしょうか。

 皆様は白雪姫のお話をご存知でしょう、王様の后となった白雪姫の継母は、自分より美しく見える前の后の娘、白雪姫を憎み、城から追い出し、それだけでは安心できず、コビト達の家に隠れている白雪姫を探し出して、毒リンゴを食べさせて殺してしまうという暴挙に出ます。

勿論、おとぎ話ですから最後には、颯爽と現れる、白馬に乗った王子様によって救われ、白雪姫が生き返ってめでたしめでたしとなるのですが、嫉妬心は本当に恐ろしいものです。 嫉妬心は心の醜さの一つでしょう。


    
    

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